てんかん治療薬「カルバトール」のすすめ

カルバトールは抗てんかん・抗躁鬱病の治療薬であるテグレトールと全く同じ有効成分を配合しているジェネリック医薬品です。脳神経の興奮を鎮める作用から躁病・躁鬱病の他、不安や緊張など精神疾患にも効果があるとされています。

カルバトールのてんかん治療効果

私たちの細胞は通常はマイナスの電荷を帯びています。この時、刺激を与えると細胞内がプラスの電荷を帯びます。これは刺激伝達物質のNa+やCa+の働きによるものです。Na+が細胞内へ流入すると細胞内は徐々にプラスへと近づき、ある一定の時点でプラスの電荷で満たされます。この現象を脱分極と呼びますが、これが合図となって神経細胞の興奮が伝わり、様々な意思的行動が可能となります。この神経伝達回路に予期しない突発的な刺激が加わりますと、異常放電が起こり制御不能の状態に陥ります。この刺激を受けた身体の全部や一部は痙攣発作や意識消失、或は強直を引き起こします。この状態を癲癇と呼んでいます。癲癇を抑えるには、興奮性のシグナル、つまりNaチャンネルを阻害すれば良い事になります。カルバトールは、癲癇そのものを治療する薬剤ではありませんが、細胞内のNa受容体に作用してNa+を遮断する働きを持つ、Naチャンネル阻害剤に位置づけされる薬剤です。日本では1966年から先発薬が保険適用となり使用されていますが、カルバトールは近年ジェネリック医薬品として注目され、個人輸入医薬品として使用されるようになりました。主成分は先発医薬品同様、カルママゼピンであり、効果の程は全く同じです。精神運動発作・癲癇性格及び癲癇に伴う精神障害・癲癇による痙攣発作の他、躁病・統合失調症における興奮状態・三叉神経痛に効果があります。カルバトールは抗癲癇薬の中でも、部分発作及び興奮状態抑制に強い感受性を持ち、具体的には側頭葉癲癇における特効薬としての位置づけに特徴を持っています。但しカルバトールには即効性はなく、長期間の服用が必要となります。又、専門の医師と相談の上、正しい用量と用法守る事が必要です。